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会社設立における発起人とは
会社を設立するとなると、「発起人」という言葉を耳にするでしょう。では、発起人とはどのような立場の人なのでしょうか。ここでは、横浜で会社を設立したい人に向けて発起人についての説明をしていきます。
発起人とは?
発起人とは、会社を設立する際に資本金の出資、定款の作成など会社設立の手続きを行う人のことです。会社が設立されたあとは、発起人に対して出資した資本金の金額に応じた株式が発行され、発起人は株主となります。
また、発起人を決定する際の注意点は一人会社の場合と複数会社の場合で異なります。一人会社の場合は発起人、株主、取締役をすべて自分でやることになります。複数会社の場合は株式の所有割合に注意しなくてはいけません。
発起人の役割
発起人の主要な役割は、会社設立の際に設立時取締役の選任・会社の憲法である定款の作成・出資や株式など資本金の払い込み・その他開業準備や営業活動を行うことです。会社を設立する際には、発起人の選定は必須事項となります。
発起人にかかる責任とは?
発起人は、会社設立の際に必須の存在となります。そのため、発起人は会社が設立されるまでのさまざまな過程に対して責任を負うことになります。会社が設立できなかった場合、その後始末を行うのは発起人の役割となります。また、会社設立にかかる各種の手続きを怠ったことで会社に損害が生じた場合も発起人が責任を取らなくてはいけません。ほかにも、現物出資があった場合に出資評価額を支払うのも発起人の重要な役割です。
発起人になるための資格はいるのか
発起人になるための資格は、特に定められていません。国籍が海外の人や未成年でも発起人にはなれますし、自己破産を経験した人でも発起人になることは可能です。ただし、定款認証の際に、公証役場への発起人全員の印鑑証明書の提出が必要になるので、印鑑登録が認められていない15歳未満の未成年者は発起人にはなれないということになります。
取締役や株主との違いとは
会社法では株主総会と取締役を会社の必須機関としています。いっぽう、発起人の役割は取締役選任を含めた会社の設立ということになります。そのため、会社が設立されたあとの会社の運営は、発起人から取締役にバトンタッチされるのです。まとめると、会社設立を行うのが発起人の仕事なら、設立された会社を運営していくのが取締役の仕事と言えるでしょう。
また、会社設立の際、発起人は設立のための出資として、必ず会社の株を一株以上引き受けなければならないことになっています。そのため、発起人は会社設立後には自動的に株主になるのです。
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