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合名会社とは?メリット・デメリットを含めて解説!
会社と言っても株式会社だけでなく、合同会社・合資会社・合名会社といった種類があります。近年では資本金ゼロでも会社設立ができるため、合名会社などのスタイルは徐々に減りつつありますが、それらのスタイルで会社設立を行うメリットもあるのです。このページでは合名会社のメリット・デメリットなどを分かりやすく解説します。
合名会社とは?
合名会社とは、無限責任社員だけで構成されている会社のことです。無限責任社員は債権者に連帯し、負債を全て負う社員のことを言います。もし会社が負債を抱えたときは完済するまで、会社の資産だけでなく全ての私財も返済に充てなければなりません。つまり自営業や個人事業主の場合は、無限責任社員と言えるでしょう。
この合名会社は12・13世紀ごろのヨーロッパに遭った「コンパーニア」というスタイルが起源とされ、日本では明治時代に合名会社が多く設立されたと言われています。
合名会社のメリット
ここでは、合名会社というスタイルを採用するメリットについて具体的に見ていきましょう。
設立時のコストを抑えられる
合名会社を設立する最大のメリットは、株式会社よりも設立費用が抑えられるという点でしょう。状況にもよりますが、株式会社を設立する場合は定款関連などの費用で合計24万円ほどかかります。一方、合名会社であれば10万円ほどとなるため、半分以下の費用で会社設立ができるでしょう。
経営の自由度が高い
会社を設立するにあたって基本的に定款を作成しなければなりませんが、合名会社であれば定款に関する法律規制がほとんどありません。このように合名会社であれば株式会社よりも法律の規制がほとんどなく、会社法に違反していない限りは自由に定款作成や会社運営が可能です。
合名会社のデメリット
合名会社というスタイルには数多くのメリットがありますが、必ずしもメリットばかりではありません。ここでは合名会社のデメリットについて見ていきましょう。
社会的知名度が低い
合名会社の最大のデメリットは、社会的知名度が非常に低いという点が挙げられるでしょう。合名会社の特徴を知らないだけでなく、そもそも合名会社の存在自体を把握していない方も多々います。社会的知名度が低いことによって、信頼・信用が得にくいケースもあるので注意が必要です。
倒産時の負担が大きくなりやすい
合名会社が倒産・訴訟による多額の負債が生じた際、自分自身の資産にも影響をきたす恐れが高くなります。もちろん会社が成功していれば問題はありませんが、もし会社が傾いたときには責任の範囲が個人まで及ぶのは非常にリスクが高いと言えるでしょう。
合同会社と合名会社に違いはある?
合同会社と合名会社の一番大きな違いは、社員が負う責任の範囲と言えます。合同会社は有限責任社員のため出資額が責任の上限額と定められていますが、無限責任社員であれば個人の資産も含めてすべての負債の返済をしなければなりません。また資本金も合同会社であれば1円以上必要となりますが、合名会社であれば資本金は任意となるため用意する必要はないのです。
まとめ
合名会社は会社設立の費用が抑えられる、自由度が高いなどのメリットはありますが、ただ社会的知名度が低く、もし倒産したときの責任を個人の資産も含めて全て背負う必要があるのです。そのためメリットだけでなく、デメリットもしっかりと把握したうえで合名会社にするかどうかを慎重に考えた方が良いでしょう。
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